2011年8月7日日曜日

自社株買戻しと株価

自社株買戻、これは文字通り企業が自分の株を市場買付、公開買付(TOB)を利用して、株主から自社の株式を買い戻す財務活動です

こんなときに考えるのが、「お!市場にある株がなくなるってことは需要と供給のバランスから、値上がりするんじゃないか!?」

答えは…値上がりはするかもしれません、しかし、あくまでも株式が流通市場からなくなることによってではありません


では、株価があがってしまうのはどうしてでしょう

答えは…シグナリング仮説

簡単にいってしまえば、

企業は、自社株買いを株価が安いときにしたいのが本音です。さらに、企業は自社の企業価値をよくしっています。

この二つをあわせると、企業は安くなった株を買ったんだ!つまり、今は割安の証拠だ!

と、市場が反応して買い注文を出すのです。

よって、株価は上昇するということです。


しかし、ここで注意したいのは、今の株価上昇は自社株買戻というバイアスがかかっているということです。

市場では、あなたのとこの株価の価値はこんなもんでしょという評価だったものが、一つの事象で上がったということは、逆リバウンドがけっこう早めにやってくるかもしれない、といことを頭に入れておきましょう。


利益確定はお早めに(笑)

(関連書籍)




このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

0 件のコメント:

コメントを投稿